本番での発表が待ち遠しい、  島唄の会、最後の練習。

こんなに盛りあっがた練習風景も珍しい。10月の例会は28日、2週間後はいよいよ本番の発表会が迫ってきていた。
場所はいつもの五反田の沖縄料理店‘結いま~る’だ。開始は午後1時からなのだ
が、 12時30分にはすでに、藤井さんと池ノ上さんの両先輩は姿を見せていた。とくに藤井さんは早起き、早出は三文の得だと来る前に駅近くの洋品店で、若々し いシャツを正札の三分の一以下の値段で買えたとニコニコとしていた。明るい雰囲気は今日の会の先行きを暗示しているようだった。
楽しみな食事は、てびち、じーまーみどうふ、海ぶどう、島らっきょう、大根いり
ちー、サラダ、それにご飯とおつゆ、オリオンビール、とフルーツも出た。出席したのは12名。
食事中の話題は幅が広い、自身の近況や沖縄のこと、などなど。
食事を済ますと、今回はいわゆるイベントはなしですぐに練習に入った。
まず’べーべーぬ草刈いが’から始まった。指導は8期の長嶺さんで三線は21期の歌田さんと2人だ。ひととうり唄った後、すかさずもう少しリズムを早くしするともっと明るく、楽しくなるのではないか、と提案が出された。
さらに発表会では6番まである歌詞は長過ぎるのではないかと、1番、3番、6番を唄う
ことになった。アンマ‐の草刈りとウンチュウーの魚とり、それにウスメ‐とハーメーの昔語りだ。
次は’えんどうの花’に移った。えんどうの花が咲く頃果して沖縄は冷たい風が吹くのだろうか、家の軒端はウチではなくイエと唄った、ように思うが、唄で 想い描かれる風景は沖縄のどの辺なのだろうか、などなど発言があいついだ。がやはり美しく、懐かしい曲には変わりがないことでは一致した。そこで、当日歌 詞を配って会場の皆さんと一緒に唄ってはどうかとの提案もだされて、一番の歌詞を一緒に繰り返すことになった。
総会の当日、島唄の会では52期の国吉亜耶子さんがキーボードを使って自ら作詞作曲た’父の想い出’と芭蕉布を唄う。
国吉さんは現在都内のライブハウスを中心に活躍している。ミュージシャンだ。期待は大きい。
さらに島唄の会では8期で歯医者さんでもある宮里さんと19期の琉舞の先生でもある五の坪さん、そして三線が弾けて、踊れる歌田さんのトリオでの琉舞、チジューヤーもある。
一方では島唄の会の発表の持ち時間が多すぎるのではないかとの声も出た。島唄の会のメンバーでもある、山路会長、や比嘉事務局長に迷惑をかけてはいけないということからだが、そこは進行役の上手な津波古さんの手腕に頼ることになった。
提案はさらに出され、当日メンバーは見栄を良くするために楽譜を持とう、芭蕉布と赤のテーサージを肩に掛けようということも決まった。
会はおおいに盛り上がった。当日の様子が目に浮かぶようで、本番が待ち遠しく思えるほどだった。
今日の例会は明日29日、川崎での沖縄大芸能際に出演する長嶺さんの準備の都合などもあって、午後4時いつもより早めに終わった。メンバーは本番当日風邪をひかずに、お互い元気に出席しようと声を掛け合って帰途についた。
総会当日の11日、入会される方、大歓迎です。
会長 山城孝夫(那覇校10期)

出席者
池ノ上 光夫   藤井 和雄   山路 安清    亀島 博   宮里 尚明
宮里  育宏 長嶺  紀晃   山城 孝夫   津波古 勝子  比嘉 良智
小澤 貞子 歌田 峯子