今年第2回目の島唄会が五反田の「結いまーる」で午後12時より開催されました。
今回は、沖縄音楽三線教室の主宰、伊良皆高吉氏の率いるグループをお呼びして、八重山民謡を主体に離島の民謡を演奏していただきました。
「かじゃで風」で始まり「恩納節」、「永良部百合の花」、・・・「つぃんだら節」、「鳩間節」、「とぅばらまー」、「崎山節」と10曲以上も見事な演奏で盛り上がりました。
一曲づつ演奏される前に、伊良皆主宰による曲についての解説があり、離島の唄は、元来、租税(年貢)や厳しい労働からの逃避や圧制に対する反抗を表現したものが多いが、役人の目をごまかすために、あるいは、苦しみを癒すため、唄の調子を速めたり、明るいお囃子を入れたりして楽しく仕上げている、との説明に、遠く苦難の時代に思いを馳せて聴き入っておりました。演奏者もつい歌詞に思いを入れ込んで、感涙に咽びながらも歌うことがある、というお話は非常に印象的でありました。
途中五の坪さんの舞踊が入り、質の高い演奏会となりました。
今回の演奏者の一人が那覇高18期の屋宜公さんで、竹笛を担当されました。本業はお医者さんであるということを聞き、多才な人だと驚かずにはおられません。
演奏が終わってから、島唄会本来の練習に励み、今まで習った曲を皆で合唱して一段落したところで散会となりました。

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